カブトムシの飼育
1.カブトムシの一生

6月〜7月 さなぎ さなぎの期間は、約15日
7月〜8月 成虫 成虫の寿命は、約1ヶ月で、この間に交尾・産卵が行われる。
8月〜9月 たまご たまごの期間は、10〜20日
9月〜6月 幼虫 ふ化した幼虫は、1ヶ月ほどの間に2回脱皮して3齢幼虫になり越冬する。


2.成虫の飼育

飼育容器 通気性のあるふた。ふたのしっかりできる大き目の水槽。
飼育環境 水槽の底に土(山土・鹿沼土など)を5〜10cm程入れる。(湿度の調節・よう室つくりに役立つ。)
土の上に幼虫のえさになる腐葉土・クヌギなどのくち木・市販の昆虫マットなどをなるべく厚く入れる。(10cm以上)
成虫の止まり木。
ありの卵や小さな虫が入っていないか点検する。
えさ くだもの・・・・・りんご・バナナ・すいか・トマトなど
うすい砂糖水・うすいはちみつ(浅い容器にスポンジかティッシュを入れしみ込ませる。)
市販の「カブトのみつ」「カブトのゼリー」
飼育上の
注意
せまい容器でたくさん飼わない。
日光が直接当たらないところで飼う。
土が乾かないように常にしっとりとぬれる程度にきりふきで水をかける。(成虫にかけないように注意する。)


3.幼虫の飼育

飼育容器 成虫を飼育した容器。
飼育環境 成虫の飼育環境。
幼虫のえさになる腐葉土・クヌギなどのくち木・市販の昆虫マットなどをたくさん入れる。
止まり木は、取り除く。
えさ 特になし。
飼育上の
注意
大きな容器で数少なく飼育する。
ほじくりかえさない。
表面が乾いたら水気を与える。


4.こうなる原因は?

問題@ 幼虫が表面に出てくる。
飼育環境が悪い。マットを作り直す。
問題A 成虫が小型ばかりになる。
えさが悪い。
容器の割に虫の数が多い。
産卵の時期が遅れた。
問題B 奇形の成虫が出てくる。
さなぎになるときの脱皮の失敗。
狭いため幼虫どうしが接触して体を傷めた。
寄生虫(主にダニ)の害。
栄養不足。